こはく さん (熟年カップル(名古屋))   

08月09日 17:15

今日も一日お疲れ様でした。

今日は長崎に原爆が投下された日




80年前の1945年8月9日





真夏の青空を
切り裂くような閃光が
長崎の街を包み込みました




わずか一瞬で
家も人も、日常の営みも
焼き尽くされました




爆心地に近い浦上の地では

信仰の拠り所であった
浦上天主堂が跡形もなく崩れ落ち



その瓦礫の中から
顔の半分を焼かれたマリア像が発見されました




その姿は
あまりにも痛々しく



けれど
静かに人間の愚かさと平和の尊さを語り続けています




爆心地から
わずか700メートルの長崎医科大学病院もまた
壊滅的な被害を受けました





医師も看護師も
治療を受けていた患者達も


多くが命を落としました





それでも
生き残った医療従事者は

自らも被爆しながら
街にあふれる負傷者の元へ駆け寄り


最後まで治療を続けたと言います




その姿は
絶望の中でも人間が見せる最大の勇気と優しさでした







あれから80年

長崎は瓦礫から立ち上がり
浦上天主堂は再建され



平和公園には世界中から祈りが集まります




しかし

あの日の閃光は
決して過去の出来事ではありません



今も
世界の何処かで争いが続き
人々が命を奪い合っています




だからこそ
私達は語り継ぎ
伝え続けなければならないのです




平和は与えられるものではなく
日々守り続けるもの



その事を

長崎の空は静かに教えてくれます




どうか
二度と人の手で空を赤く染めませんように




全ての子供が笑顔で眠れる世界でありますように



長崎の祈りが
世界の祈りとなりますように